長良川鵜飼

1300年以上の歴史をもつ

長良川鵜飼の船にも和釘が使われて

きました。

船 棚板(側板)に 船釘(和釘)を

打ち込み、埋め木してあります。

'       L=231mm        L=152mm

船釘=新潟県三条市製。

 

長良川鵜飼は、

皇室御用の鵜飼。

「御料鵜飼」でとれた鮎は、皇居へ納め

られます。

戦国時代、織田信長が接待用に使い

ました。

 

千年の釘 近況

まだ 見学できていませんが、

愛媛県松山市  道後温泉別館

飛鳥乃湯泉 エントランス木版壁画

に「千年の釘」を使用しての作品が

できたそうです。

出典=道後温泉別館 飛鳥乃湯泉HPより

 

名古屋城 天守閣木造復元にも

「千年の釘」 が使われるようで、

見積り 検討段階だと伺っております。

 

和釘の種類と使用箇所

 

和釘の種類です。上から

・ 巻頭釘  (まきがしらくぎ)

・ 皆折釘  (かいおれくぎ)

・ 角頭釘  (かくあたまくぎ)

・ 巻頭釘は床板を止めたりします。

姫路城・彦根城の床で見られます。

頭までしっかり打ち込みます。

・ 皆折釘

長押など見えるところに使われる化粧釘

です。

・ 角頭釘

完成後、隠れるところなどに使われます。

薬師寺では、垂木を止めたりしています。

錦帯橋

容易に打ち込めない場合、鍔鑿

(つばのみ)で ある程度穴をあけてから

打ち込みます。

鍔鑿(つばのみ)

 

平城京 大極殿で使われた大釘。

大斗・台輪、中柱を止めるところに使用され

ています。

 

 

錦帯橋・図

 

 

錦帯橋の再現図を書いてみました。

(2012年)

最初、90点ということでした。

 

◆石張りの橋梁は高さが同じではない。

堤防 ±0

・+700mm・+1000mm・+1000mm・

+700mm・ 堤防 ±0

 

◆第2橋・第3橋・第4橋は、橋の中央で

橋幅が100mm狭い。橋梁部で100mm

広い。

(上からみて橋幅はR状に変化している)

アーチ橋が少しでもきれいに見えるよう

工夫してある。

 

◆30段の階段がありますが、

1段目   蹴上 高さ=120mm

30段目  蹴上 高さ=75mm

1段につき 1.5mmづつ下げてある。

 

以上3点が、均一だと思っていました。

1橋 35m程ですので、気がつきません

でした。

口伝の奥義を伺い  勉強になりました。

これらが加わりますと、施工難易度が

増します。

 

工業高校の講義・展示図として使って

いただいております。

 

錦帯橋・金物

 

錦帯橋でも、高純度鉄 (SLCM材 =

スーパー・ロー・カーボン・モデファイ)

の千年の釘 角頭釘や皆折釘、かすがい

などの金物が使われています。

W=312mm・193mm・130mm

 

'              白鷹幸伯氏

錦帯橋

 

宮島棟梁サミットの後、

・ 小川 三夫棟梁 (日本の五大棟梁)

・ 海老崎 粂次棟梁(日本の五大棟梁)

と岩国市に移動。

小川棟梁は商談。

私は、錦帯橋を見学させていただきました。

1673年、岩国市 錦川に架けられた

木造の5連アーチ橋。 長さ=195.075m

 

平成13年~16年に架け替え工事をされた

第11代 錦帯橋棟梁

海老崎 粂次棟梁 です。

 

初日は、雨の錦帯橋でした。

2日目

岩国城なども案内していただきました。

 

 

錦帯橋ならでは、海老崎棟梁ならでは

の逸話は 興味深かいことばかりでした。

 

 

厳島神社

 

多くの外国人観光客他でにぎわう世界遺産。

三舩棟梁   曰く

社殿など 床を支える「束」を日課のように

順番に換えていて、全部換え終わる頃、

また、最初の束が傷み・腐食だそうです。

 

大鳥居の最上部 大棟(笠木+島木)は、箱型

で人が入れるそうです。

中は、「玉石」で満たされており鳥居の「重り」

になっています。

内部の壁板には 相合傘 〇子+〇男

(昔の名前で)が書いてあり 多くの「願掛け」

がしてあるそうです。(落書き?)

本体は基礎にのせてあり、遊覧船が衝突した

際、ずれることがあるそうです。

 

将来 主柱の交換用に1本は目途がついて

いますが、もう1本がないそうです。

岐阜県 徳山の原生林に 楠の木(又は

代用木)が生えてないでしょうか。

元口 直径 Φ≒3,200mm、

高さ≒16,600mm以上

 

追記

イベントご案内

 

「厳島神社の社殿を護る」

講師 : 三舩 慎悟 棟梁

2019年9月22日 13:30~15:00

会場:竹中大工道具館 1階ホール

定員 : 80名

参加費無料  入館料必要

申し込み締め切り : 8月30日

 

 

宮島棟梁サミット

 

広島県甘日市市  厳島神社 にて

行なわれた 「宮島棟梁サミット」です。

海老崎棟梁のお誘いで、棟梁サミットに

同席させていただきました。

 

1部 成風館

 

2部 朝座屋

 

懇親会

 

現在、厳島内に住まわれ 修復・維持を

されている若き 厳島神社棟梁、

三舩 慎悟棟梁にいろいろな逸話を

伺いました。

 

 

千年の釘にいどむ・講義

 

岩野田小学校に伺い、5年生の生徒さん

のため、「千年の釘にいどむ」の講義を

させていただきました。

16年前より千年の釘をあちこちの小学校

に貸与してきました。

講義をさせていただくようになって、

今年で5年目です。

千年の釘・古代建築・美濃の瓦・関市の

刃物・岐阜のお坊様。

岐阜の産業を含めて説明させていただき

ました。

岐阜地方の修学旅行は京都・奈良です

ので予習にもなった と思います。

実物の資料を見ていただき、目が輝いて

いました。

次は、生徒さんたちの時代ですので

さまざまな分野での 将来のご活躍を

期待しています。